新着情報

リハビリ通信 No.105 松葉杖の支持と合わせ方について

2014年03月09日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

 

(松葉杖の支持) 松葉杖は、足()の外傷(骨折や靱帯損傷など)によってギプス固定が施行されたときや、足()に体重をかけてはいけない(免荷)時期に使用します。松葉杖は両側のわきで把持するため、腋下(わきの下)で支えるようにも思われがちですが、手で松葉杖のグリップ部分を持って支持します。

(合わせ方) まず、松葉杖を両側のわきに挟むように把持します。そして両側の足を揃え、その足先から前方に約15cm、外側に15cmのところで杖先をつきます。そのポジションで杖の長さを調整します。杖の長さですが、両腋下から杖の間で指が23(23横指)入る程度が適切な長さとなります。手で把持するグリップ部分の高さは大腿骨の最も突出した部分(大腿骨の大転子)に合わせます。これらを指標にして松葉杖の高さ調節し、松葉杖歩行練習を行います。

リハビリテーション科 小野正博