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リハビリ通信 No.98 肩こりのメカニズムについて

2014年01月12日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

肩甲骨には約17個の筋が付着しています。筋の働きから大きく3つに分けると…

①    肩甲骨を固定する部分

②    上腕骨と肩甲骨を固定する部分

③    外側にあり上腕骨と肩甲骨を大きく覆いかぶさっている部分

以上3つがあります。

肩こりとは①肩甲骨を固定する部分 ②外側にあり上腕骨と肩甲骨を大きく覆いかぶさっている部分が問題になっていると考えられます。

例えば猫背と呼ばれる姿勢は肩甲骨を固定する部分が働きにくく緊張が入りやすくなっています。働きにくい部分は細く、薄くなり、代償するようにその他の筋が、より強く働き、上腕骨の重さに肩甲骨が下を向いてしまいます。その結果、肩こりに関わる僧帽筋は緊張が入りやすく、循環不全状態になり、疼痛を発症します。肩こりを治すには緊張している筋をリラックスさせ循環を良くし、肩甲骨を固定する筋をしっかりと働ける様に整える事です。

リハビリテーション室長 見田忠幸