リハビリ通信 No.96 触診について
2013年12月31日(火) QAリハビリテーション科1新着情報
私達理学療法士は、骨や筋肉・関節などを操作する職種です。その中で、各組織を的確に動かすためには、どのような組織がどこにあるのか、どのように動いているのかをイメージし、その組織を確実に触れる「触診」という技術が求められます。 実際、問題となっている組織が直視できるものではなく、皮膚で覆われているために正確な解剖学的知識と、そこに存在する治療ターゲットとなる組織を触診しなければなりません。例えば、関節の動きが制限されている場合、どの筋肉が関節の動きを制限しているのか、どの組織の動きが悪いのかなどを確認する際に触診を行います。 触診技術は非常に難しく、理学療法を行う上で最も重要な技術と言えるのではないかと考えます。我々理学療法士はこの触診技術の精度を更に高めるため、日々努力しています。 リハビリテーション科 小野正博 |