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リハビリ通信 No.95 投球肩障害におけるゼロポジションについて

2013年12月13日(金) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

投球肩障害における理学療法は痛みの原因を評価して治療を行います。

同時に投球フォームの指導も進めて行きます。

正しい投球動作を行う上でゼロポジションがポイントになります。ゼロポジションとは上腕骨と肩甲棘が一致する肢位で、肩甲骨面上150°挙上位になります。肩関節周囲筋・インナーマッスルが均一にバランスのとれた状態となっており、投球動作時に負担が、少ない姿勢であると言えます。

プロ野球選手の場合(大人である程度フォームが完成している人)、矯正してバランスを崩しフォームがバラバラになるならば、選手生命が短くても投球の行いやすいフォームでプレーし続ける事もあります。基本は子供の時から正しいフォーム身に付ける事が重要です。

他のスポーツでもバレー(スパイク)、テニス(サーブ)でもゼロポジションを意識したフォームが大切です。

リハビリテーション室長 見田忠幸