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リハビリ通信 No.80 関節運動の制限因子について

2013年08月05日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

関節が正常に動くためには関節を構成している骨の動きに制限がなく周辺の軟部組織の柔軟性・滑走性・可動性・安定性が必要です。例えば①関節の動作をコントロールする筋肉 ②関節からの情報を感知し必要な動作をフィードバックしながら微調整する指令を送る神経 ③循環・栄養にかかわる血管系 ③皮膚・靱帯・関節包は関節の保護・安定に働きます。

逆に関節が運動制限をきたす場合は、

a外傷・疾患による一次的障害因子である骨折・捻挫・脱臼・靱帯断裂・変形性関節症

b二次的障害因子である麻痺・疼痛

c肥満・筋肥大・年齢などの生理学的因子・関節構成組織の個人的特性

以上の3点が考えられます。理学療法では評価をし、各々に適した治療を実施します。

リハビリテーション室長 見田忠幸