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リハビリ通信 No.65 関節包内運動について

2013年04月06日(土) QAリハビリテーション科1新着情報

関節は関節包、靱帯、筋で覆われ各々の軟部組織の誘導により関節が動きます。

人体の各関節内では骨頭が関節窩に対し、転がり・滑り・軸回旋の動態があり、それらの動きが複合的に合わさった結果、一連の動きとなり関節として機能を発揮します。

例えば関節包・靱帯・筋に癒着、短縮が起きた場合、関節として機能が発揮することは難しくなります。転がり滑りなどの動きが出ず異常運動軌跡(正常ではない関節の動き)が表出されます。

理学療法では治療として軟部組織の癒着・短縮などを改善し、正常運動軌跡(正常な関節の動き)を導き出し、その人が本来、持っている正常な関節機能を日常生活で使える様に働きかけていきます。

リハビリテーション室長 見田忠幸