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リハビリ通信 No.63 脂肪組織について

2013年03月23日(土) QAリハビリテーション科1新着情報

脂肪は皮下に存在し、血管・神経を外部の衝撃から守るのと同時に柔軟性が失われた場合、関節拘縮の一要因となり得ます。脂肪組織は関節の筋が付着していない部分で、筋の滑走性を促すように、脂肪組織自体を柔軟に変化(移動・変形)させています。

長期間不動状態があると、その他の軟部組織も含め脂肪組織は柔軟性を失い、関節の正常な運動機能が阻害されることになります。関節が正常な機能を果たすには筋・腱・靱帯など、軟部組織の働きは勿論のことではありますが、脂肪組織の補助的な働き(滑走性)が重要であると考えます。

リハビリテーション室長 見田忠幸