リハビリ通信 No.51 肩甲骨の動きについて
2012年12月15日(土) QAリハビリテーション科1新着情報
肩甲骨は上肢の動きとともに上方回旋し肩甲骨は3軸性の運動があります。①上・下方回旋 ②前・後傾 ③内・外転です。 上肢を挙上する場合、上肢が挙がるにつれ肩甲骨も上方回旋・後傾・内転をします。肩甲骨の動きが挙上する際には重要な役割を担っています。 従って、肩甲骨の正常な動きが出ないと上肢は挙上することができません。例えば肩関節周囲炎、腱板断裂、胸郭出口症候群などの疾患は、各々の病態の理解とともに肩関節の癒着・拘縮を取り除き、肩甲骨自体の動きの評価と肩甲骨周囲筋の協調性向上を行います。 肩甲上腕関節と肩甲骨の相互を考慮し治療を進めることが必要です。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |