リハビリ通信 No.47 関節の構成組織について
2012年11月17日(土) QAリハビリテーション科1新着情報
体は約200の骨から成り立っています。バラバラの骨が関節として繋がり人間の体を作っています。 関節は関節包・靱帯・筋肉・腱・皮下組織・皮膚などの軟部組織と骨の硬組織から構成されています。 例えば外傷による骨折を起こした場合、治癒するためには硬組織と軟部組織の両方を考慮します。硬組織(骨)に対し手術、ギプスにより固定性を高めるようにします。しかし、固定性を高め動かさない期間が長くなると拘縮と言う関節が動かない状態になります。 骨は治癒したが、関節が動かないと機能面が低下し日常生活が不自由になります。骨の固定性と軟部組織の柔軟性獲得が重要になってきます。つまり、骨折した場合、硬組織・軟部組織の両組織に対してアプローチし治療を行います。
リハビリテーション室長 見田忠幸 |