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リハビリ通信 No.43 夜間痛

2012年10月14日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛みには何もしなくても痛い安静時痛と肩を動かした時に痛い運動時痛があります。

夜間痛は夜、就寝時に痛くなる安静時痛です。

原因は肩峰下滑液包の内圧による変化で、強い疼痛が出現します。通常、上腕骨は筋・靱帯・関節包など軟部組織を介して肩甲骨と繋がっていますが(ぶら下がっている状態)、肢位により上腕骨と肩甲骨の間の上部軟部組織の肩峰下滑液包(痛みを感じやすい自由神経終末が豊富)に刺激が入り痛みとして発症します。

一時的ではありますが、痛みを少しでも早く低下させるには、寝る時に、上腕骨と肩甲骨が動かない様に肩甲骨の背中側にバスタオル、枕、クッション等を置き侵害刺激を入れない…つまり内圧を変化させない事です。

長期的には理学療法で癒着している部分を剥離させ滑走性を高める治療を行います。

リハビリテーション室長 見田忠幸