リハビリ通信 Vol.35 鎖骨について
2012年08月10日(金) QAリハビリテーション科1新着情報
鎖骨は肩鎖関節により肩甲骨、胸鎖関節により胸骨と結合しています。 肩甲骨は鎖骨を介して体幹と繋がっており、鎖骨は肩甲骨の運動を制動し誘導する調整軸でもあります。そして、鎖骨の形状は特徴的でS字状の彎曲を呈しています。これは回旋・挙上が行いやすい機能的な理由からです。 臨床的には鎖骨骨折は発生頻度が高い骨折であり、ほとんどが鎖骨体で発生します。 理学療法は骨折部位に負担をかけないように可動域・筋力向上と機能面における日常生活の向上を目標に実施します。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |