リハビリ通信 No.15 肩関節回旋腱板について
2012年03月01日(木) QAリハビリテーション科1新着情報
肩関節には上腕骨頭を支持し安定性を高める棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、4つの筋があります。4つを合せてローテーターカフ(回旋腱板)筋と言います。 上腕骨頭は関節窩の3倍ぐらいの大きさであり、自由度の高い分だけ解剖学的に静的安定性が低いといわれています。しかし、ローテーターカフ(回旋腱板)筋が上腕骨頭を関節窩に押し付けるように働き動的安定性を高めています。 つまり、肩関節は自由度の高い関節であるため静的安定性が低いが、動作をすることで動的安定性を高め自由度と安定性の両機能を獲得しています。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |