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リハビリ通信 No.14 大腿四頭筋の筋力低下

2012年02月20日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

私たちは普通に生活をしていれば、年齢を重ねるとともに全身の伸展機能が低下しやすいといわれています。筋肉などの柔軟性が低下したり筋力が低下したりすると、腰も膝も徐々に曲がった姿勢になりやすくなってしまいます。
大腿四頭筋では、特に内側広筋の萎縮が進みやすいことがMRIにて証明されています。日本人に多い内反変形(О脚)では、膝外側の筋肉や靭帯の支持に頼った生活動作・歩行になりやすく、内側広筋の筋力が低下する原因の一つとなると考えられます。
内側広筋の筋力強化は、変形性膝関節症の運動療法において重要なポイントとなります。

リハビリテーション科 奥山智啓