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リハビリ通信 No.12 膝関節の筋肉について -大腿四頭筋-

2012年02月05日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

大腿四頭筋はおもに膝を伸ばす筋肉で、立ち座りや歩行、階段昇降など日常生活の動作において非常に重要な筋肉です。大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋の4つの筋からなり、それぞれが個別の筋機能を発揮しています。

変形性膝関節症などで膝が動かしにくい患者さんは、何らかの形で大腿四頭筋に問題を生じていることが多いです。これらの筋が日常生活で十分に働くためには、それぞれの筋がしっかりと伸びてしっかりと収縮することが大切だと感じます。最近、超音波エコーで観察してますますその重要性に気づかされています。
理学療法では、大腿四頭筋の問題となる筋肉を個別に収縮したり伸張したりする訓練がポイントとなります。

リハビリテーション科 奥山智啓