リハビリ通信 No.9 肩甲骨の関節包について
2012年01月09日(月) QAリハビリテーション科1新着情報
肩甲上腕関節(肩関節)には大きな関節包が付着しています。 関節包は広く薄いため上方・前方が靱帯により補強されています。そして、上下関節包が相対的に等しくなるのは肩関節外転45°位と言われています。下垂時は上部の関節包が張っており下部の関節包は弛んでいる状態にあり、挙上時は上部の関節包が弛んで、下部の関節包が張っている状態になります。 つまり、上肢が下垂位の場合、下部の関節包は弛んでいる状態にあり、癒着・短縮が起こりやすく肩関節挙上制限の一要因になっていると考えられます。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |