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外反母趾(がいはんぼし)

2012年01月08日(日) QA整形外科1新着情報

足の親指が「く」の字に外を向いている状態を外反母趾といいます。

親指の付け根はこぶ状にふくれることも多く、バニオンと言います。足の親指は外を向いているのですが、足の甲の骨(第1中足骨)は内を向いているのが特徴で、足の甲の5本の骨は全体に拡がっており扁平足(土踏まずの凹みが少ない「べた足」)を呈している場合が多いです。

バニオンの痛みが出る場合も多いですが足の裏に痛みが出る場合も多く、時には2番目の足指付け根の裏のあたりにタコができることもあります。

靴の選択が最も重要で、ヒールの高い先の細い靴は避けるべきです。足指のストレッチや足指ジャンケン(特にパー)が重要です。足底挿板(靴の中敷きのような装具)などの装具療法も有効です。いくら変形が強くても痛みがあまり強くなければ手術は必要ありませんが、日常生活に影響を及ぼすような強い痛みがある場合には手術が有効です。