リハビリ通信 No.6 膝関節の構造と運動
2011年12月18日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
膝関節は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(向こうずねの骨)、腓骨(向こうずねの骨の外側にある細い骨)、膝蓋骨(いわゆるお皿)から構成される関節です。 膝の関節運動はおもに2つの関節で生じています。一つは大腿骨と脛骨の間にある関節(脛骨大腿関節)であり、もう一つは大腿骨と膝蓋骨の間にある関節(膝蓋大腿関節)です。 膝を曲げたり伸ばしたりするときは、大腿骨と脛骨の間にある関節が滑りや転がり運動を生じながら動くことに加えて、膝のお皿(膝蓋骨)がしっかりと動くことが重要になります。 外傷後や加齢、退行性変化など何らかの影響で膝蓋骨の周りに付く筋肉や靭帯などの柔軟性が低下すると、膝関節のスムースな運動が阻害されてしまい、膝痛の原因の一つとなります。 リハビリテーション科 奥山智啓 |