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マレット指(野球指)

2011年12月17日(土) QA整形外科1新着情報

野球やバレーボールなどの球技で突き指をしたときに起こりやすい、指の第一関節の曲がったままの変形をマレット指といいます。

マレットとは槌(つち)、ハンマーのことで先が曲がった状態を意味します。マレット指では自力では指の第一関節を伸ばせません。他の指で手伝うと、伸ばすことは可能です。あまり痛みが激しくない場合もあり、医療機関などを受診せずに放置されることもあるようです。

マレット指には、指を伸ばすスジ(伸筋腱)が切れている場合と、骨の一部が欠けた場合(剥離骨折)の場合があります。

治療は装具で固定する場合が多いですが、ピンで固定する手術をする場合もあります。関節がずれている場合(亜脱臼)の場合には手術が必要で、ピンによる固定か骨を固定する手術を要する場合もあります。