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強剛母指

2011年12月15日(木) QA整形外科1新着情報

乳児、幼児の親指の第一関節が曲がったままで伸びないときには「強剛母指」である可能性があります。

強剛母指は親指を曲げるすじ(屈筋腱)が太くなるか、すじのまわりのさや(腱鞘)が分厚くなることにより、指が伸びにくくなります。親指の付け根の手のひら側にしこりを触れることも多いです。小児の親指に起こるばね指(狭窄性腱鞘炎)です。

自然治癒する場合も多いので、経過を見るか装具を使う治療をする場合もあります。就学時以降に手術をすることもあります。

似た疾患で「握り母指症」がありますが、こちらは第二関節がまがっており、力を加えると親指を伸ばすことができます。