
リハビリ通信 No.2 変形性膝関節症の痛みについて
2011年11月18日(金) QAリハビリテーション科1QA整形外科1新着情報
変形性膝関節症は筋力低下、加齢、肥満などが影響して、過大な荷重が膝関節に加わることで徐々に関節軟骨が傷み、関節が変形していきます。しかしながら軟骨のすり減りや関節の変形そのものだけが痛みを出している訳ではなく、実際は膝関節の骨の周りにある軟部組織(筋肉、筋膜、腱、脂肪組織、靭帯、関節包、滑膜など)に何らかのストレスが生じて痛みを引き起こしていることも多くあります。 理学療法では膝関節の運動に影響を与える軟部組織を評価して、治療を行っていきます。 リハビリテーション科 奥山智啓 |

ばね指
2011年11月17日(木) QA整形外科1新着情報
ばね指は弾発指ともいい、指を曲げたり伸ばしたりする時に指の付け根で痛みを生じたりばね現象(弾かれるような感じ)が起こります。 原因は指を曲げるすじ(屈筋腱)と腱鞘(すじの浮き上がりを押さえる腱のまわりのさや)との間で炎症が起こり、腱と腱鞘が分厚くなり指の曲げ伸ばしの際に引っかかることで痛みやばね現象が起こります。 男性、女性ともにしばしば起こりますが、女性の場合更年期、妊娠時、産後に良く起こることが知られています。 治療は局所の安静が中心になりますが、症状の強いときには注射の治療や手術治療を行うこともあります。 |

リハビリ通信 No.1 肩の腱板(けんばん)のはたらき
2011年11月13日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
肩甲骨にある筋群は以下の3つに分けることができます。①アウターマッスル②インナーマッスル③肩甲骨固定筋です。その中でも重要な筋群は上腕骨を支持するインナーマッスルであり、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋です。別の名をローテータ-カフ筋と呼ばれています。その中の棘上筋、棘下筋の損傷による腱板損傷では肩の挙上が出来なくなることがあります。 リハビリテーション室長 見田忠幸 イラスト協力:OTオバラのリハビリイラスト集(http://otoba.ame-zaiku.com/) |

ロコモティブシンドローム
2011年11月09日(水) QA整形外科1新着情報
ロコモティブシンドローム(ロコモ) ~運動器症候群~とは骨、関節、筋肉などの運動器の機能が加齢とともに衰えて、「立つ」、「歩く」という動作が困難となり、暮らしの中での自立度が低下し、「要介護」や「寝たきり」になる危険性が高くなる状態を指します。 ロコモの原因となる骨や関節の三大疾病は変形性関節症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症で、これらの病気を一つでも持っている人は4700万人もいると推定されています。 しっかりと予防したいですね。 |

死ぬまで寝たきりにならない体をつくる!
2011年10月30日(日) 新着情報
大阪府富田林市の宮田医院院長宮田重樹先生が、「死ぬまで寝たきりにならない体をつくる!」を出版されました。 宮田先生は奈良医大整形外科の先輩であり、奈良医大ラグビー部の先輩でもあります。 この本では健康寿命を延ばすために、とても簡単で誰にでもすぐに取り組める運動療法などを紹介しています。さすがに学生時代から理論派で鳴らした宮田先生だと思います。いろいろな工夫が微に入り細に入り紹介されています。宮田先生の診察を見学させて頂いたことがありますが、情熱と患者さんに対する優しさに溢れた診療で感心致しました。 本はクリニック本棚に置いております。皆様どうぞご覧下さい。 |
