
なぜ、「これ」は健康にいいのか?
2012年05月06日(日) 新着情報
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小林弘幸先生の「なぜ、「これ」は健康にいいのか?」を読みました。 小林弘幸先生は順天堂大学病院管理学研究室総合診療科教授ですが多くの健康番組に出演されており、わかりやすい医学解説に定評があるようです。 この本では自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスによって健康が決まるということを教えてくれています。とりわけ副交感神経の働きが悪いと様々な病気を引き起こすということで、副交感神経の働きを高める様々な生活習慣を紹介しています。 なんと小林先生によると便秘も自律神経のバランスの乱れが原因だそうで、小林先生が順天堂大学付属順天堂医院で開いておられる「便秘外来」は予約が3年待ちだそうです。 人生の質もこれで決まるというコツを、是非参考にしてみようではありませんか! クリニックの本棚に置いています。 |

リハビリ通信 No.23 肩こりと頚部・僧帽筋について
2012年04月29日(日) QAリハビリテーション科1QA整形外科1新着情報
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肩こりは頚部筋群・僧帽筋上部線維の過緊張で筋が正常に収縮できない状態であると言えます。例えば日常生活の中で偏った筋の使い方により頚部筋群・肩関節周囲筋の協調性の低下・バランスの悪さを誘発し過緊張へと至ったと考えることができます。 肩こり(過緊張)・疼痛を低下させるには大きく2つに分けることができます。 ①頚部筋群・僧帽筋上部線維をリラックスさせ緊張をとる。 ②頚部筋群・肩甲骨周囲筋の協調性を高める。(筋の使い方のバランスを整える)です。 したがって、肩をもんだり、叩いたりするよりも根本的に改善をすれば肩こり(過緊張)・疼痛が随分、楽になると考えられます。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |

ゴールデンウィークの診療について
2012年04月19日(木) クリニックインフォメーション1新着情報
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リハビリ通信 No.22 膝前面痛の原因-膝内側支持組織の柔軟性低下-
2012年04月19日(木) QAリハビリテーション科1新着情報
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膝関節の内側を支持する軟部組織の柔軟性低下もまた膝痛を引き起こす原因の一つとなります。 腱や靭帯が骨に停止するところでは、筋肉のはたらきによる機械的な負荷が集中しやすく、組織の小さな損傷を生じて炎症を起こしやすくなります。膝の内側では、代表的なものに鵞足炎(がそくえん)があります。鵞足とは脛骨の近位内側部(膝関節の裂隙よりも少し下)にある縫工筋や薄筋、半腱様筋などの腱が付着している部位であり、付着している腱が鵞鳥(がちょう)の足のような形をしていることからこのように呼ばれています。この鵞足部に過剰な負荷や摩擦が加わって炎症を生じているものを鵞足炎といい、膝関節内側の隙間よりも少し下の部位での疼痛が特徴です。 鵞足炎の原因として、機能面においては鵞足を構成する筋の柔軟性低下が大きく影響しており、その他に筋力低下、筋力のアンバランス、骨の成長と筋の伸びとのアンバランス、大腿の過内旋や下腿の過外旋などのアライメント不良などが挙げられます。また、動作面や環境面の問題としては、長距離を走る・ジャンプする・ボールを蹴るなどの動作において膝が内側を向き足先が外側を向く運動を繰り返すこと、膝の使い過ぎ(オーバーユース)、不適切な靴、硬過ぎたり軟らか過ぎる練習場などが炎症の引き金となります。 治療としては、まず安静や薬・注射などにより急性炎症を落ち着かせた後、原因筋のリラクセーションやストレッチングにより腱付着部への負担を減らしていくことが重要となります。場合によっては、インソール(靴の中敷)が有効となることもあります。 リハビリテーション科 奥山智啓
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リハビリ通信 No.21 肩の静的安定化機能について
2012年04月14日(土) QAリハビリテーション科1新着情報
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肩関節安定化機構には動的安定化機構と静的安定化機構があります。 静的安定化機構の中には①関節唇の作用②関節内圧(陰圧)による作用があります。①関節唇の作用について説明します。関節唇の存在が関節窩の深さを2倍にし、脱臼の防止・関節窩への求心力向上など安定性を高めています。 また、②関節内圧(陰圧)は正常肩に比べ陰圧になっており上肢の負荷に抵抗し関節の安定性に関与しています。肩関節は自由度が高い多軸性の関節であるため、他の関節に比べると安定性は低いが動的・静的安定化機構を併用することにより自由度と安定性の両方を獲得した関節になっています。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |









