
リハビリ通信 No.68 関節機能について
2013年04月27日(土) QAリハビリテーション科1新着情報

「百歳」
2013年04月24日(水) 新着情報
柴田トヨさんの「百歳」を読みました。 「くじけないで」に続く第二弾の詩集です。 ご家族、特に息子さんに対する愛にあふれた詩が多いですが、埼玉県警察「振り込め詐欺防止ポスター」に寄せて、や東日本大震災の被災者の皆様に、など社会的影響も強いと思われる詩もたくさんあります。 百歳の今だからこそ皆様に伝えたい、「ありがとう」と心から伝えたい、と今までの人生を振り返っておられる柴田トヨさんはあとがきの最後でもこの様に締めくくっておられます。 元気に百歳を迎えられ、こうして二冊目の詩集が発行されたことは、すべて皆様のおかげです。ありがとうございました。 感謝の心にあふれた詩集ですね。 |

リハビリ通信 No.67 栄養について
2013年04月21日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
ヒトが運動を行うためには、丈夫な身体とエネルギーが必要です。ヒトは、食事により体外から糖質や脂質、タンパク質といった栄養素を取り入れます。これらを消化吸収し、あらゆる代謝過程を経ることで、筋肉など身体を構成する全てのものを丈夫にし、また、運動に必要なエネルギーも得ています。 通常では、主に血中のブドウ糖をエネルギーとして使用し運動しています。低血糖時は、血中のブドウ糖が減少しているため、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンを分解してブドウ糖とし使用しています。食事をとらない状態が続き、肝臓のグリコーゲンが枯渇すると、筋肉中にあるタンパク質などを分解し、アミノ酸からブドウ糖を産生しエネルギーを供給するようになります。 このように栄養が不足している人が過度に運動を行うと、一日のエネルギー消費量が増加し、筋肉の分解を進めてしまいます。つまり、栄養が不足しているときに筋力向上のためのリハビリを行っても、効果が薄れてしまうということになります。リハビリと栄養管理どちらが欠けても日常生活の向上に繋がらないので、しっかりとバランスのとれた食事をとって運動することを心掛けていきましょう。 リハビリテーション科 服部 司 |

ゴールデンウイークの診療について
2013年04月19日(金) クリニックインフォメーション1新着情報
ゴールデンウイーク中の診療に関しては暦通り(カレンダー通り)とさせて頂きます。
4月27日(土) 午前診のみ 4月28日(日)、4月29日(月) 休診 4月30日(火)、5月1日(水) 午前診、午後診 5月2日(木) 午前診のみ 5月3日(金)~5月6日(月) 休診
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご容赦くださいますように何卒よろしくお願い申し上げます。 |

リハビリ通信 No.66 筋力トレーニングについて
2013年04月14日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
筋力をアップさせるためには、筋力トレーニングを行うことが推奨されています。しかし、筋力トレーニングの効果を発揮するためには、その前にやるべきことがあると個人的には考えています。なぜなら、筋力がアップするためには、筋が働きやすい環境を整えることが重要となるからです。 例えば、筋出力を十分に発揮するためには、筋が十分に収縮できる条件が必要となります。効率良く筋が収縮するためには、筋の滑走性、筋緊張のバランス、他の筋との協調性など様々な要素が影響し合っています。また、身体は構造が変われば強度が変わります。つまり、姿勢や各関節の位置関係が変われば、発揮される筋出力、筋緊張、筋の協調性も変化します。 具体的には、筋の強さや太さそのものは変わらなくても、関節の可動域や位置関係を改善したり、筋緊張のバランスや筋の滑走性を改善したりすることで、筋出力はアップして楽に動作が行えるようになります。 もちろん、絶対的な筋肉の強さや太さは必要です。しかし、運動器疾患において痛みを生じている際は、過度な負荷を加えた筋力トレーニングが関節に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、実際に日常生活で筋力を発揮するときは、常に自分の最大筋力を発揮しているわけではなく、余裕のある筋活動で動作が行われていることが報告されています。つまり、最大収縮する出力よりも、それぞれの筋がバランス良く協調的に働くことで、動作に応じた出力を発揮させることが重要となります。そのためには、動作に必要な筋が働きやすい状態にあることが必要となります。 筋力トレーニングを行う際は、まず鍛えたい筋がしっかりと収縮できる筋の柔軟性と関節の可動域が十分にある環境を整えることが大切です。そのうえで、筋力トレーニングを行うことで、より効率良く筋力アップを図ることができると考えています。 リハビリテーション科 奥山智啓 |
