第93回全国高等学校ラグビーフットボール大会も今日はいよいよ準々決勝です。今日もグラウンドドクターに近鉄花園ラグビー場に行ってまいりました。今朝は冷え込んでいたので寒いかと思いきや、素晴らしい快晴で気温も上がっていたのではと思われました。今日は会場が花園第一グラウンドだけで地元大阪の学校が3校とも残っていたのに加え、兵庫県代表、奈良県代表も勝ち上がっていたので、観客の方がいつも以上に多く思えました。花園ラグビー場はメインスタンド、バックスタンドはもちろんサイドスタンド(ゴールポスト後方のスタンド)まで満員でした。大学やトップリーグの試合でもこれだけ花園ラグビー場が観客で一杯になることはあまりないでしょうね。素晴らしい盛り上がりでした。 ベストエイトまで勝ち上がるチームは、どのチームもとてもハイレベルで完成されたチームです。また各選手の能力も高く、普通の選手が努力してなることのできるレベルではありません。彼らはまさにラグビーのエリートですね。 第1試合は福岡県代表東福岡高校と大阪第3地区代表大阪朝鮮高校でした。試合は東福岡高校が逃げ切りましたが、印象に残ったのは大阪朝鮮高校の鋭いタックルでした。ラグビーでは低く鋭いタックルを“刺さる”“突き刺さる”などと表現しますが、まさに刺さるタックルの連発でした。また大阪朝鮮高校のモール攻撃も見事で非常に競った試合でしたが、最後に大阪朝鮮高校の追撃をかわした東福岡高校の地力は見事でした。 第3試合は兵庫県代表報徳学園と大阪第1地区代表東海大仰星高校の試合でした。東海大仰星高校はAシードで優勝候補の一角ですが、序盤には報徳学園が2トライを先制しました。しかしその後は東海大仰星高校が地力を見せ逆転勝利しました。東海大仰星高校は個々の選手の能力が高く、パワーもあるのですが、オフロードパスなども駆使してうまく球を前に繋ぎます。そして何より感心したのが、各選手の反応の速さです。ここぞというときに必ず相手より一歩先んじている東海大仰星高校選手のプレーには感心しきりです。 いよいよ次は準決勝、ますますボルテージが上がっていきそうですね! |