昨日朝に、たまたまNHKテレビを観ていたらビジネス新伝説 ルソンの壺という番組がやっていました。そこでは名張市のオキツモ株式会社という企業が取り上げられていました。ああ名張市の企業の特集なんだ-!、と思い番組を観ていましたら、当社は家電や自動車の製造に欠かせない耐熱塗料のトップシェアを占めるみたいで樹脂に様々な鉱物を混ぜることで15000種類もの耐熱塗料を作っているそうです。また現在ではメーカーの依頼に応じて遠赤外線、消音、抗菌、脱臭などの機能を持った耐熱塗料も製造しているそうです。 かつては道路事情も悪くて地理的に苦労した話とか、電報で依頼を受け取ってから生産したなど、数々の困難を乗り越えた会社の歴史も紹介していました。 それが今ではトップシェアを占めるまでに成長したのは、当社が他にない強みに特化したことだということです。これはまさに時代のニーズに合っているな、と感心しました。この素晴らしい先端技術が今後中国で活かされて、少しでも環境改善に繋がってくれればと願わずにはおれません。 万葉集に「わが背子は何処いくらむ沖津藻(おきつも)の 名張の山を今日か越ゆらむ」とあり、沖津藻は名張の枕詞であり名張のことを沖津藻と呼ぶことも知りました。このことや当企業のことも名張の地元の方には当たり前のことでしょうが、まだ名張に来て間もない私は知りませんでした。名張で働いていてほとんどの時間を名張で過ごしている私にとっても、名張のこの様な優秀な企業の活躍は大変嬉しく思えます。 |