5月31日は「世界禁煙デー」で、5月31日~6月6日は「禁煙週間」です。
「世界禁煙デー」は、世界保健機構(WHO)が「たばこを吸わないことが一般的な社会習慣になること」をめざし1989年に制定したものです。
厚生労働省は1992年から、世界禁煙デーから始まる一週間を「禁煙週間」とし、たばこの健康影響等の普及啓発を強化する期間として取り組んでいます。
当院も「敷地内禁煙」にしております。
禁煙は健康寿命の延伸にもつながりますね!
京都大学名誉教授、京都市立芸術大学客員教授、富田直秀先生が書籍「できる」依存症社会 Art-Science Link Worker (マスオさん)の時代を出版されました。
富田先生は、現代社会では言葉による先入観が先行し、身体で「みる」「きく」感覚が失われていると指摘しておられます。そんな状態を「できる依存症」と表現し、「みえているつもり」「わかっているつもり」で進む社会に警鐘を鳴らしておられます。
本書では漢字にフリガナを振ってあったり、イラストが多く載ってあったりと、子どもさんにも読みやすいような工夫がされていて、子どもさんにこそ読んで欲しいという思いもあるそうです。
富田先生は京都大学生体医療工学研究センター助教授、京都大学国際融合創造センター創造部門教授、京都大学大学院工学研究科教授などを歴任される前に、奈良県立医科大学整形外科に所属しておられました。私が昭和63年に奈良医大整形外科に入局し1年目の研修医であったときに、富田先生は2年目の研修医でおられました。当時、富田先生には手取り足取りご指導いただき、本当に感謝しております。