来週開催される救急医療週間の講演会で【「原因不明」、「異常なし」、「うまく付き合いなさい」と言われて困っているめまい患者さんのために】を講演してくださいます予定の、北原糺先生の著書「原因不明のめまいはもうこわくない めまいは頭を高くして寝て治す」を紹介します。
北原糺先生は2014年から奈良県立医科大学耳鼻咽喉頭頸部外科主任教授に就任、2016年から奈良県立医科大学付属病院・めまいセンター長兼任となっておられます。
本書では、「めまいセンター」の役割と短期入院めまい検査について紹介しておられます。めまいの起こるしくみと、めまいの病気の頻度を解説され、めまいの大部分を占める「良性発作性頭位めまい症」の頻度、原因、症状、診断、治療などについて紹介され、原因不明のめまい症とされてしまうことが多い現状を解説しておられます。今まで原因不明のめまい症と言われていて困っていた方々にも、何とか有効な治療を提供したいという北原糺先生の熱意を強く感じました。
来週開催される救急医療週間の講演会で【乳幼児と高齢者は気をつけて!詰まると危ない食べ物のお話】を講演してくださいます予定の、坂井田麻祐子先生が監修しておられる気道異物予防のための絵本「つぶっこちゃん」を紹介します。
気道異物事故とは、息の通り道に食べ物などが詰まってしまう事故のことで、5歳以下の子どもに多く、ほとんどが食べ物による事故であるそうです。のどで詰まる事故は窒息といい、すぐに息ができなくなり窒息死につながります。気管に誤って吸い込む事故は誤嚥と言い、全身麻酔の手術で取り出す必要があるそうです。坂井田麻祐子先生によりますと、今でも年間20名ほどの子どもたちが、おいしいはずの食べ物をのどに詰まらせ、悲しいことに命を落としているということです。
「つぶっこちゃん」という可愛いキャラクターが、子どもの気道異物事故について、大人にも子どもにもわかりやすく伝えてくれています。乳幼児の子どもさん、お孫さんのおられる方は、是非お読みいただくといいですね!
令和5年9月7日(木)午後2時~4時30分に「adsホール」におきまして、「救急医療週間の講演会」が開催されます。
講演は【乳幼児と高齢者は気を付けて!詰まると危ない食べ物のお話】で講師は三重耳鼻咽喉科院長坂井田麻祐子先生です。
特別講演は【「原因不明」、「異常なし」、「うまく付き合いなさい」と言われて困っているめまい患者さんのために】で講師は奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学主任教授、奈良県立医科大学付属病院めまいセンター長北原 糺先生です。
皆様のご来場をお待ちしております!