骨粗鬆症を予防するため皆さんが意識して摂取しているカルシウムは、腸管で吸収され血液によって骨に運ばれます。腸管からカルシウムが吸収される際に必要なのがビタミンDですが、摂取されたビタミンDは腎臓や肝臓で代謝され、活性型ビタミンDに変化することでカルシウムを効率よく吸収するように働きます。腎臓の機能が低下し、十分に代謝機能が働かなくなると、ビタミンDの活性化がスムーズに行われず、カルシウムの吸収がうまく行えなくなります。このような状態から腸管からカルシウム吸収がうまく行えなくなり、血中のカルシウムが不足すると、骨からカルシウムが溶け出て補おうとするため骨も弱くなってしまうということです。
腎臓の機能は加齢とともに徐々に低下していきますが、多くは肥満や喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病がリスクになります。生活習慣を見直し、腎臓の機能を維持することが、骨粗鬆症を予防することにもつながります。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考資料 https://iihone.jp 骨粗鬆症ホームページ 令和5年3月23日閲覧
本日、第13回スポーツメディスンフォーラムが開催されました。コロナ禍で学会が中止になったり、オンライン開催であったのが、今回は久々に大阪で現地開催であったとのことで、参加することができました。
今回は、スポーツ医・科学のスポーツメディカルサポートのグローバル化とDX(デジタル革命)がテーマであり、その現状と展望を専門の先生方が紹介して下さいました。また日本政府や学術、経済界で進められているDX事業である「Society 5.0」に関する講演も聞かせていただきました。
色々なスポーツの状況を聞かせていただいて、本当に興味深かったです。スポーツ界で横のつながりができて、全体で発展していくといいですね!