2022 年 5 月 のアーカイブ

看護の日・看護週間

2022年05月12日(木) 院長ブログ

5月12日は「看護の日」、5月8~14日は「看護週間」です。

「看護の日」は近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日に制定されたそうです。1965年から、国際看護師協会は、この日を「国際看護師の日」に定めているそうです。

医療現場において種々のスタッフの中でも、専門知識を持って患者さまに寄り添う看護師は、最も重要な役割を果たす主要メンバーです。クリニックでも、看護師さんの患者さまへの貢献に、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

2022年05月03日(火) トップインフォメーション

患者様が声をかけやすい雰囲気作りに努め、和やかなクリニックを目指します。

秋山整形外科クリニック スタッフ一同

リハビリ通信 No.347 疼痛と神経について

2022年05月03日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

疼痛は侵害受容器の刺激により神経を介して大脳で認識され痛みとして感じられます。疼痛を感知する神経にはAδとC線維があります。Aδ線維の方がC線維と比較して太さ、伝達速度ともに、上回っています。(Aδ線維:太さ2~5μm、伝達速度12~30m/s 、C線維:太さ0.4~1.2μm、伝達速度0.5~2m/s)です。例えば足趾の小指をイスの角で接触した時、最初に痛いと激痛を感じ、その後、じんわりとジンジン痛くなる理由として最初の激痛(早い疼痛)ではAδ線維が関与し、次にC線維がジンジンとした痛み(遅い疼痛)を伝えるからです。

理学療法では疼痛がどの様な場合で働くのか評価を行います。「チクチク」「ピリピリ」する疼痛なのか、「ジンジン」する疼痛なのか、針で刺した様な疼痛なのか、重だるい疼痛なのか疼痛の種類と疼痛が出現する状況を丁寧に聞いて行きます。治療を進める上で疼痛の解釈をどう捉えるのか考察する事が重要であると言えます。

リハビリテーション室長 見田忠幸

「痛風・高尿酸血症診療の最適化」~高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版と新たな治療選択~

2022年05月01日(日) 院長ブログ

先日、名賀医師会臨床懇話会が開催されました。特別講演は「痛風・高尿酸血症診療の最適化」~高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版と新たな治療選択~で、講師は三重膠原病リウマチ痛風クリニック内科院長甲斐基一先生でした。Webで参加いたしました。

高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版に沿って、高尿酸血症・痛風の治療アルゴリズムを示してくださいました。高尿酸血症の病型分類は従来、尿酸生成過剰型、尿酸排泄低下型、混合型に分類されていましたが、尿酸生成過剰型を真の尿酸生成過剰型と腎外排泄低下型に分ける新しい分類にすると、日本人の約8割が腎外排泄低下型であるということです。治療薬選択では、尿酸排泄低下型には尿酸排泄促進薬、尿酸生成過剰型には尿酸生成抑制薬を選択することが望ましいということです。医療法人財団順和会山王メディカルセンター院長山中寿先生による、尿中尿酸濃度、尿中クレアチニン濃度の比を用いた、簡便な病型分類法を紹介してくださいました。甲斐基一先生によりますと、病型分類を用いた治療を行うと尿酸コントロールに有用であるということです。

甲斐基一先生は痛風発作時に有効なエコー所見である、母趾MTP関節のDouble contour signなどを示してくださいました。

甲斐基一先生によりますと、痛風は痛風発作だけではなく、種々の合併症(尿路結石、脂肪肝、動脈硬化、腎障害、腎不全、心血管・脳血管イベント)などに注意する必要がある、ということでした。

痛風・高尿酸血症診療について丁寧にわかりやすく解説してくださり、とても勉強になりました。本当にありがとうございました。