毎年3月1日~8日は、女性の健康週間であるそうです。
女性の健康週間とは、厚生労働省が展開している女性の健康づくりのための国民運動で、その目的は女性の健康に関する知識の向上と、女性を取り巻く健康課題に対する社会的関心の喚起を図り、女性が生涯を通じて健康的で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援することであるそうです。
国の取り組みとして、厚生労働省が「スマート・ライフ・プロジェクト」を推進しており、今年のテーマは「みんなで知ろう。婦人科のこと~婦人科って何するところ?~」であるそうです。
自治体などの取り組みは、厚生労働省ホームページに、掲載されています。
整形外科関連では、更年期以降の女性に多くみられる疾患として、変形性膝関節症、骨粗鬆症などがあり、注目されています。
年齢と共に腰椎の後弯は進みます。つまり、年齢と共に筋力は低下し、椎間板の変性が起き、解剖学的な構造上、脊椎の後弯、前屈みが更に起きやすくなります。要因としては長時間、腰部脊柱起立筋群・腰背筋膜が姿勢の均衝化を続ける事により、これらの筋緊張が強くなります。筋緊張が強くなる事により血液の循環動態が停滞し、徐々に筋が阻血状態へと進み萎縮を惹起します。そして腰椎後弯、前屈みが悪化し、経時的な腰椎の後弯化がさらに進み、神経に牽引刺激、絞扼刺激が加わります。その結果、殿部痛、腰痛が出現すると考えられます。
理学療法では過緊張にある腰部筋群の自発収縮を誘導するように、軽い収縮を促して行きます。最初は筋のリラクセーションを中心に行い、そして段階的に筋力の負荷を高め、筋力向上exを進めて行きます。
リハビリテーション室長 見田忠幸