2020 年 10 月 のアーカイブ

「ロコモ度3」

2020年10月08日(木) 院長ブログ

先日、日本整形外科学会はロコモ度を判定する「臨床判断値」に「ロコモ度3」を追加したと発表しました。

ロコモとは運動器の傷害のために移動機能が低下した状態で、高齢者が要介護になる原因の1位であり、40代以上の日本人の4590万人が該当するとされているそうです。ロコモが重症化すると要介護状態になりますが、その過程で運動器が原因の「身体的フレイル」を経ることが分かってきたそうです。

「ロコモ度1」は移動機能低下が始まっている段階、「ロコモ度2」は移動機能低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている段階でしたが、「ロコモ度3」は移動機能低下が進行し社会参加に支障をきたしている段階であるそうです。

「ロコモ度3」は「立ち上がりテスト」では両脚で30cmの台から立つことができない、「2ステップテスト」の値が0.9未満、「ロコモ25」の得点が24点以上で、ひとつでも該当すると「ロコモ度3」と判定するということです。

「立ち上がりテスト」が最も簡便でわかりやすそうですね!

高齢者等インフルエンザ予防接種のお知らせ(再掲)

2020年10月04日(日) 新着情報

実施期間は令和2年10月1日(木)~令和3年1月31日(日)です。

対象者は①名張市に住民票のある65歳以上の人、②60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器の機能に日常生活が極度に制限される程度の障害又は、HIVによる免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害のある人です。

自己負担金は2000円になります。(名張市民の場合。市町村により異なります。)

当院では9月23日(水)から、ご予約を承ります。

高齢者等以外の方については、後日にお知らせいたします。

よろしくお願いいたします。

待ち時間のお知らせ(9月28日~10月3日)

2020年10月03日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.321 膝関節前十字靱帯の作用・手術について

2020年10月01日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

膝関節には4つの靱帯があります。内側側副靱帯、外側側副靭帯、膝関節前十字靭帯、膝関節後十字靭帯です。特に重要な靭帯は前十字靭帯です。前十字靭帯は脛骨の前方への移動、つまり前方への引き出し制動作用があります。

近年、前十字靭帯が損傷した場合、二重束での再建術(半腱様筋腱を用いた再建靱帯)か、BTB(膝蓋骨付着膝蓋腱を用いた)の一束再建靱帯による手術が多いようです。二重束での解剖学的再建術(半腱様筋腱使用の再建靱帯)は再建靱帯を2束使用します。

前十字靭帯の前内側線維束(AMB:anteromedial bundle)・後外側線維束(PLB:posterolateral bundle)の2つの移植腱の働きを考慮して設置します。前内側線維束(AMB:anteromedial bundle)は相対的に膝関節屈曲位において緊張し主に屈曲位で前方制動性に関与します。一方、後外側線維束(PLB:posterolateral bundle)は相対的に伸展位において緊張し、伸展位で前方および回旋制動性に関与します。

リハビリテーション室長 見田忠幸

2020年10月01日(木) トップインフォメーション

報・連・相を実行し、プロとしての誇りと責任を自覚します。

秋山整形外科クリニック スタッフ一同