新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、国際骨粗鬆症財団より骨粗鬆症患者に向けてメッセージが発信されました。その内容についてご紹介します。
・十分な情報を入手し、安全に配慮してほしいこと
・骨粗鬆症そのものや治療薬服用が感染のリスクや重篤な合併症のリスクを高めるものではないこと
・自宅での転倒に注意し、骨折を予防すること
・骨粗鬆症治療薬(カルシウムやビタミンDなど)を中止せずに継続すること、気になることがあれば主治医に相談すること
・骨粗鬆症治療のための注射や点滴、内服の投与が一時的に中断、キャンセルされることがあっても、長期的な骨の健康へ影響を与えることはないこと(ただしデノスマブ(プラリア)を注射している場合には、4週間以上遅らせないようにすること)
このような内容を発信しています。
治療に関して心配なことがあればご相談下さい。十分な対策で感染を防止し、ご自愛いただきたいと思います。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献
OPJリエゾン、ライフサイエンス出版株式会社 2020
なかなか梅雨明けとはなりませんが、雲が多くても日が差す日は気温がグンと上がり、厳しい暑さとなり熱中症の危険性が高まります。
先日、環境省と厚生労働省はウイルス感染対策をしながら、熱中症を防ぐように、注意喚起を発表しました。
「新しい生活様式」とは①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗いの実施や3密を避けるなどを取り入れた日常生活ですが、暑い時期にはマスク着用により、熱中症のリスクが高まります。「熱中症予防」と「新しい生活様式」を両立させることが大事ですね。