2020 年 1 月 のアーカイブ

骨粗鬆症とともに Vol.37 「牛乳は温めて飲んでもいいの?」

2020年01月30日(木) 新着情報1骨粗鬆症

骨粗鬆症を予防するためには、栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂取することが大切です。その中でもカルシウムは骨の主成分であり、食事から十分摂取できるよう心がけていきたいものです。

カルシウムというと牛乳はとても吸収率のいい食品ですが、先日患者様から牛乳は温めてのんでもいいのかという質問をいただきました。

カルシウムに関して言うと牛乳は温めても栄養価はほとんど変わりないようです。牛乳が苦手だという方は料理で工夫したり、牛乳を飲むとお腹の調子が変化する方は温めて少しずつ飲むといいかもしれません。

コップ1杯(約200ml)でカルシウム220mgが摂取でき、これは成人の1日摂取量の約1/4量に相当します。日本人は食事から必要量のカルシウムがとれていないと言われており、牛乳に限らずあらゆる食品からできるだけカルシウムが摂取できるように意識していただきたいと思います。

骨粗鬆症マネージャー 石山 瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

石橋英明 骨粗鬆症の最新治療 主婦の友社 2016

待ち時間のお知らせ(1月20日~1月25日)

2020年01月26日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.311 ばね指について

2020年01月23日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

指は腱によって曲げ伸ばしが可能となりますが、指を屈曲する際に作用する腱を屈筋腱といいます。この屈筋腱には、腱の浮き上がりをおさえる靱帯性腱鞘というトンネルがありますが、手を使い過ぎたりするとこの屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こります。これが「腱鞘炎」と言われるものです。

鞘炎の症状は痛みや可動域制限、弾発現象といったものがあります。この弾発現象というものは、手指を屈曲した際、腱が引っ掛かってしまい、指が伸びなくなってしまうものです。そのため、反対側の手を使って伸ばしてやるといったことが必要となったり、強制的に伸ばした際に強い痛みを伴ったりします。

その対処法の一つとして、下図のMP関節屈曲位でPIP関節・DIP関節を伸展させてからMP関節を伸展させるという方法を推奨させていただいております。腱鞘炎の起きている場所にもよるのですが、この伸展方法にて引っ掛かりが軽減した状態で指を伸ばすことができるため、痛みが少ない状態で伸展することができます。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ(1月14日~1月18日)

2020年01月18日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

「パーキンソン病~薬と運動は車の両輪~」

2020年01月16日(木) 院長ブログ

日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.526は「パーキンソン病~薬と運動は車の両輪~」で指導は公立学校共済組合関東中央病院神経内科統括部長織茂智之先生でした。

織茂智之先生によりますと、「手足がふるえる」、「筋肉がこわばり硬くなる」、「動作が遅く動きが少なくなる」、「姿勢のバランスがうまく保てない」という症状がパーキンソン病の4大運動症状です。脳内のドパミンを増やす薬を服用して、運動療法を併用すれば、健康的な状態を長く保ち、天寿をほぼ全うできるということです。