東京オリンピック・パラリンピックまで1年を切りました。パラリンピック選手の中で、車いすバスケットボールなどで活躍している脊髄損傷の選手の方も多数います。脊髄損傷は脊髄の腰部で損傷をすると、腰部より末梢の下肢での運動障害・感覚麻痺が起こります。頸部での場合は、ほぼ全身の運動・感覚障害が起こります。
簡単に説明をすると脊髄が損傷することにより、脳から身体に運動命令が届かない事により運動ができず、逆に身体の感覚の命令が脳に届かないため、感覚障害が起こります。
現在の医学では完全に治療する事は不可能ですが、将来はiPS細胞など医学が進歩すれば完治することも可能になると考えられます。
リハビリテーション室長 見田忠幸
三重県警察は、毎月11日を「横断歩道”SOS”の日」に設定し、横断歩道を通行する車両や歩行者の交通マナー向上を目指すということです。
SOSとは、「さわやかな横断でスマイル」ということだそうです。
横断歩道は歩行者優先なので、自動車は横断しようとする歩行者がいたら、手前で一次停止して、歩行者を安全に横断させる義務がありますが、あまり守られていないようです。
日本自動車連盟(JAF)が昨年実施した「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況」によると、三重県は1.4%で、全国平均8.6%をはるかに下回り全国ワースト3位となり、ドライバーに横断歩行者優先の意識が欠けていることが浮き彫りになったということです。
交通事故は、少しでも減少してもらいたいものと、心から願っております。
あらゆる側面からフレイルと評価された高齢者は将来的に要介護状態に陥る可能性が予測されます。介護状態を予防するには、フレイルを予防し、進行を抑え、可能な限りフレイルを改善することが大切です。
高齢者のフレイル対策では、運動と外出の継続が重要とされています。実際に運動では、レジスタンス運動(筋肉に一定の負荷をかけるトレーニング、かかと上げ、スクワットなど)、バランス運動(片足立ち、バランスボールを使ってのトレーニングなど)、ウォーキングの3つが効果的だと言われています。これらの運動を組み合わせ、運動習慣を身に着けてもらうことが大切です。これらの運動を長く続けるために自主グループで運動教室を開催したりすることも効果的です。そのような外出する場(通いの場)に出向き、地域の人との交流を持つこと、話をしながらお茶を飲んだりすることも大切です。出かけるために身なりを整えたり、時間管理をしたりすることも認知機能維持には効果的です。運動や外出が苦手な人もまずは通いの場に集まることが大切とされています。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献
Osteoporosis Japan PLUS 第4巻 第2号 ライフサイエンス出版 2019
令和元年9月5日(木)にadsホールにおきまして、名賀医師会主催で救急医療週間の講演会が開催されます。
特別講演は「世界一受けたい授業」「金スマ」で話題沸騰の名医が教える、「元気で長生きするための生活習慣」で講師は順天堂大学医学部教授小林弘幸先生です。
講演は「脳卒中にならないために、自分で脈をとりましょう!」で講師は名張市立病院院長藤井英太郎先生です。
皆様、是非お越し下さいませ。