昨日、病診連携懇話会が開催されました。病診連携懇話会は名張市立病院と名賀医師会所属診療所との連携を深めるために、毎年開催されています。
演題1は「薬物治療抵抗性の発作性心房細動に対して、カテーテルアブレーション治療が有効であった一例」で演者は名張市立病院研修医前澤彬人先生でした。名張市立病院院長藤井英太郎先生が専門とされるカテーテルアブレーション治療の有効性について、前澤彬人先生は詳しく解説、紹介して下さいました。
演題2は「本人、家族、施設スタッフの思いをケア会議にて調整した良性疾患終末期症例」で演者は名張市立病院総合診療科竹田啓先生でした。竹田啓先生はナラティブアプローチを用いて、患者様の望まれる医療を提供することに腐心された経験を紹介して下さいました。
どちらの演題も、講演の後の質疑応答も活発に行われ、大変有意義な懇話会になりました。名張市立病院の先生方、本当にありがとうございました。
筋肉は筋収縮したり伸張されたりする組織であり、この筋肉が骨(軟部組織に付着を持つ筋もある)のどこに付着しているかで作用(動き)が決まります。この付着部の両端のことをそれぞれ「起始」と「停止」といいます。また、筋肉の筋線維はこの起始と停止の方向に向かって走行しており、筋線維方向に収縮と伸張が生じます。
我々理学療法士が運動療法を行う際、筋の起始と停止が非常に重要となってきます。例えば、一つの筋肉をストレッチする際、最も起始と停止が遠ざかるポジションにしながら筋肉を伸張しなければなりません。また、筋肉を収縮させる際も起始と停止が近づく運動(求心性収縮と言います)を促さなければなりません。そのため、起始と停止はもちろんのこと、筋肉の線維方向もイメージしながら運動療法を行っています。
リハビリテーション科 小野正博
当クリニックでは下記の期間を夏期休業とさせていただきますので、ご案内いたします。
休業期間は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
夏期休業期間 令和元年8月11日(日)~令和元年8月15日(木)