東京医科歯科大学名誉教授藤田紘一郎先生著の「図解 体の中からよみがえる!病気にならない!腸健康法」を読みました。
藤田紘一郎先生が唱える「腸」健康法10カ条によりますと、発酵食品、食物繊維、海藻、オメガ3系の油、オリゴ酸、色とりどりの野菜、非加熱の生の水を積極的に摂り、1口30回かんで腹八分目、添加物、トランス脂肪酸はさけて、中高年は糖質を控える。週に数回20~30分程度のウオーキングを勧めておられます。
藤田紘一郎先生によりますと、腸内環境が整うとストレスも緩和され、自律神経も整うそうです。腸は免疫力を作るための重要な器官でもあるそうです。日本人の大便量は戦前に比べると3分の1になっているそうで、大便が少なくなっているから免疫力が低下し、癌やアレルギー疾患が増え、うつ病などの心の病が増えてきているということです。
本書は写真とわかりやすい図解で、本当に読みやすいですね!
肩関節の外旋・内旋は上腕骨の動きですが、教科書的には肘を軸とし尺骨を基準に角度を測ります。
参考可動域は外旋60°内旋80°です。
肩関節周囲炎では特に外旋が制限されること多く、健側と比較すると角度の差を認めます。この時は肩甲骨で代償してしまう場合もあるため、両側で行うと分かりやすいと思います。
リハビリテーション科 堤 豊
「Moving」は公益財団法人運動器の健康・日本協会発行の、運動器の健康をサポートするフリーマガジンです。
「Moving Vol.30」の巻頭インタビューは「あしたのジョー」の作者の、ちばてつやさんです。2018年が「あしたのジョー」連載開始から50年目にあたる節目の年であったそうです。運動を全くしないのにスポーツの漫画を描いておられたちばてつやさんがあるときキャッチボールをきっかけに運動に目覚め、草野球チームまで結成し、今や「熱い汗」をかくのが日課とされているそうです。「あしたのジョー」は伝説の漫画ですね!
昨年の女子駅伝大会で足を怪我した選手が立つこともできず、四つん這いで進みたすきをつないだことは衝撃的でした。それに関連して疲労骨折について弘前大学整形外科石橋恭之教授が詳しく解説しておられます。
今回の「Moving」も、とても読み応えがありました。皆様どうぞ、ご覧下さいませ。