アライメントとは骨の配列や関節の位置関係を表し、理想的な安静立位のアライメントとは前額面から見た場合、床からの垂直線が上記5つの点を通るといわれています。
これらの指標から逸脱している場合、各関節や筋に負担をかけることになりバランス不良の要因となります。
しかし、個体差があるため必ずしもアライメントが整い真っすぐになっていることが正しいわけではないことも注意していただきたいと思います。
リハビリテーション科 堤 豊
疾患の無い正常な膝関節が最大伸展位にある時、大腿骨側から脛骨を見た場合、大腿骨は脛骨に対して内旋しています。逆に脛骨側から大腿骨を見た場合、脛骨は大腿骨に対して外旋しています。最大伸展位の膝関節が最大屈曲位(正座)に向かって屈曲を開始すると、脛骨は徐々に内旋しながら屈曲をして、内旋をした脛骨の内側後方が大腿骨に軟部組織を介して衝突、ロックされた状態が最大屈曲位で、正座という一つの運動動作に繋がります。
人工膝関節(TKA)の場合は生体の機能とは違い、最大伸展位の膝関節が脛骨側から大腿骨を見た場合、内旋しており、屈曲とともに外旋方向へ回旋するなど実際の健常人の膝関節の正常運動軌跡とは違う異常運動軌跡を辿る様です。理学療法では人工膝関節(TKA)の患者さんを治療する時に健常人とは違う動きを考慮しながら人工膝関節の患者さんの治療を行なっています。
リハビリテーション室長 見田忠幸
本日、天理親里競技場におきまして第98回全国高校ラグビーフットボール大会奈良県大会1回戦が開催されました。グラウンドドクターとして参加いたしました。
今年も参加チームは合同チームを含めて8校7チームです。11月11日(日)には天理親里競技場におきまして準決勝が、11月18日(日)には橿原公苑陸上競技場におきまして決勝戦がおこなわれます。
本日は絶好のグラウンドコンディションで晴天の下、1回戦の3試合が行われました。少し点差の開いた試合もありましたが、どのチームの選手も全員が最後まで諦めず闘志を見せて、白熱した試合が展開されました。
各試合において重症の外傷も発生せず、一安心でした。