新聞によりますと、三重県は23日に県内でインフルエンザの流行が始まったと発表したそうです。県内での流行開始は昨季より5週間も早いということです。三重県では津市、志摩市などを中心に流行しているそうで、県内の小学校でインフルエンザ感染を理由に学級閉鎖も起こっているようです。
名張市の応急診療所でもチラホラ見かけるようです。まずは手洗いの徹底と人混みではマスク着用ですね!
本日、東大阪市花園ラグビー場におきまして「2018ムロオ関西ラグビーAリーグ第3節が開催されました。グラウンドドクターとして参加いたしました。
ラグビーワールドカップ2019日本大会に向けて改修工事の行われていた東大阪市花園ラグビー場ですが、改修工事も終了したようで10月26日(金)にはオープニングマッチ「日本代表(JAPAN XV)VS 世界選抜(World XV)が開催されました。今回、私も東大阪市花園ラグビー場が改修されて初めての訪問でしたので、どんなスタジアムになったのか楽しみにして行って参りました。
近鉄東花園駅を降りて徒歩で「スクラムロード花園」をくぐり抜けると、目をひく威風堂々とした格子状の柄の南側正面ゲートが目に入ってきます。中央には赤い「HANAZONO RUGBY STADIUM」の文字が映えています。この正面ゲートはスクラムをモチーフとした柄であるということです。
グラウンドの芝生は相変わらず美しく、大型ビジョンやナイター用照明の新設、座席は個別席となり、ワールドカップの基準を満たしているということでした。更衣室、トイレなどとても綺麗になり、医務室も拡張され大変機能的でした。
素晴らしいですね!
整形外科の日常の診療場面では、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫、変形性関節症、骨折などそのほとんどの症例で痛みを伴います。そのような場合、痛みを抑えることを目的として鎮痛薬が処方されます。
実際に処方される鎮痛薬のほとんどは非ステロイド性抗炎症薬と言われるお薬です。局所で生じる炎症、発痛物質の活性を阻害し、強い抗炎症、鎮痛効果を発揮する鎮痛薬の王道とも言えるお薬です。商品名ではナボールSR、ロキソニン、セレコックスなど、痛みが生じた際に一度は服用した経験がある方も多いと思います。内服だけではなく直腸粘膜から成分を吸収し鎮痛を図る坐薬や、経皮的に成分を吸収させる貼付剤(シップ)もあります。
しかし強い鎮痛効果をもたらす半面、胃粘膜保護作用を阻害したり、腎血流量を低下させたりする副作用もあり、消化性潰瘍や腎機能障害などのリスクもあるため注意が必要です。
このようお薬が使いにくい方や高齢者、小児患者に処方されるお薬がアセトアミノフェンと言われる種類のお薬です。商品名でカロナールはよく聞くお薬かもしれません。この種類のお薬は安全性が広く、長期投与も可能と言われていますが、炎症を抑える作用はなく、鎮痛効果は非ステロイド性抗炎症薬より弱いです。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献
整形外科看護 第32巻9号 メディカ出版 2018