9月14日(木)にアドバンスコープADSホールにおきまして救急医療週間の講演会が開催されます。
講演は「改正道路交通法について」~免許の返納について~、講師は三重県警警察本部交通部運転免許センター長補佐大西秀人氏で、特別講演は『ちゃんとわかれば怖くない。みんなで学ぶ「認知症」講座』で講師は一般財団法人信貴山病院分院上野病院院長平尾文雄先生です。
高齢者の免許返納のことや認知症のことは、近年大変関心を持たれている話題ですね。
皆様、是非お越し下さいませ。
国立がん研究センターは血液1滴で乳がんなど13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し臨床研究を始めました。細胞から血液中に分泌される微小物質「マイクロRNA」を利用して乳がん・肺がん・胃がん・大腸がん・食道がん・肝臓がん・膵臓がんなど各々、固有の「マイクロRNA」を特定し、血液1滴でステージ1を含め95%以上の確率で診断でき、乳がんは97%の確率で診断が可能になりました。
利点: ①多数のがん検査を受けなくても良い
②早期発見が可能である(今までのがん血液検査では、がんが大きくなるまで腫瘍マーカーが検出できなかった)
③一度に複数の種類のがんを診断可能である
欠点: ①診断の確定に精密検査が必要である(まだ確立されておらず将来的には、がんのステージや特徴も分かるようになると考えられている)
欧米でも「マイクロRNA」を使った病気の早期発見を目指す研究が盛んですが、日本では多数の患者さんで解析をしており今後の研究に有用性・実効性があると考えられています。
リハビリテーション室長 見田忠幸