今月号のTarzanは「運動不足に効く特集」であったので、購入しました。
最近、本当に運動不足です。運動せねばと痛感します。本書には喫煙と肥満により、健康だけでなく生涯に必要な医療費まで変わってしまうというデータも掲載されていました。
中に載っていた春のBaka training college special…、バカバカしいけどちょっと笑えます。
先日、クリニックの待合室に飾るお花がファミーリエから届きました。
ファミーリエは名張市にある花屋さんで、以前からよく利用させていただいております。いつも期待以上の出来映えにしていただき、大変満足しています。今回、皆様に癒やしを感じていただけるような、季節を彩るお花をお願いいたしました。
今まではプリザーブドフラワーを注文することが多かったのですが、今回はアーティフィシャルフラワーです。(ですね?片芝さん。)
皆様、是非ご覧下さい。
日本の高齢化率は2015年26.7%となっており、世界を先駆けて超高齢化社会となっています。高齢者の増加とともに要介護者も増え続けており、要支援、要介護の認定要因は転倒、骨折や関節疾患などの運動器障害によるものが上位となっています。このような背景からも運動器の健康の維持を積極的に図ることが重要であるとされています。近年ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)の概念が広く普及してきており、その定義は「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」とされています。
高齢者の転倒、骨折は要支援、要介護の主原因であるため、ロコモが介護予防の概念であることを考えると、骨粗鬆症はロコモの特に重要な構成疾患と言えます。ロコモの評価や予防、改善法は転倒リスクの評価や予防につながるものが多いです。ロコチェックはバランス能力などの転倒と関わる項目が多く含まれています。また立ち上がりテストや2ステップテストは下肢の筋力とバランス能力が関与するテストで転倒と関連があります。ロコトレの中の開眼片脚起立は転倒予防効果があるとされており、スクワットやカーフレイズも下肢筋力を強化する運動であるため、転倒予防に効果的であるとされています。
骨粗鬆症は「骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」と定義づけられています。骨粗鬆症の骨折がロコモを悪化させること、骨折の結果運動機能の低下や姿勢変化を来し、易転倒性や骨粗鬆症の増悪につながることなど・・・ロコモと骨粗鬆症の関係は深く、高齢者の骨折予防においてはロコモ予防を並行して行うべきと考えられています。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献
骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版、骨粗鬆症治療の予防と治療ガイドライン作成委員会編集、ライフサイエンス社 2015
最近、握力と「寝たきりや認知症のリスク」との関連性などが報告されており、関心を持っておられる方も多く、「どうやったら握力を強くすることができますか?」という質問を受けることがあります。
握力とは「握る力」であり、指を曲げる筋肉や手首を掌屈する筋肉のトレーニングをすることで強くなっていくというイメージを持たれていることが多いようです。しかしながら実際は拮抗筋である手の甲側に位置する指を伸ばす筋肉、手首を反らす筋肉の筋力がないと握力は向上しません。
そのため我々理学療法士は、握力強化を行う際、主動作筋とともに拮抗筋のトレーニングも併行して筋力の向上を図っております。
リハビリテーション科 小野正博