当クリニックでは下記の期間を夏期休業とさせていただきますので、ご案内いたします。休業期間は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますように何卒よろしくお願い申し上げます。
夏期休業期間 2015年8月12日(水)~2015年8月16日(日)
名賀医師会から中勢伊賀地域認知症疾患医療センター(三重県立こころの医療センター内併設)発行の「認知症の方と共に」という冊子が届きました。
冊子には認知症についての基礎知識から介護への助言、社会資源の活用方法などをわかりやすく解説してあります。また認知症疾患医療センター、もの忘れ外来、家族の会などを紹介してあります。
冊子に載ってあった「介護十戒」を紹介致します。
1.テレビにお守りをさせない、なるべくひとりにしない。2.できることはしてもらい、できることを認めてあげる。3.誤った考えや失敗を責めない。4.歩行も思考もスロー・スローで、こちらもゆっくり歩調を合わせる。5.異常な行動は、さらりと受け流す工夫を。6.過去を大切にするが、現実を知らせる。7.急激に環境を変えない。8.禁止が多くなると、かたくなになり、反発も大きいので注意。9.自尊心を大切に。10.介護者は無理をしない。ひとりで悩まず、家族、仲間、相談機関等と手をつなぐ。
医療事故調査制度とは国内全ての医療機関と助産所、約18万施設を対象に医療事故が起きた場合、医療事故を調査しなさいという制度です。患者の予期せぬ死亡事例の第三者機関への届け出と院内調査を義務付ける事が2015年10月1日から始まります。主な基本的項目として ①医療機関が自ら調査する。 ②結果報告を受ける第三者機関は警察に通報しない。などが取り決められています。
厚生労労働省によると医療に関連した患者の予期せぬ死亡事例は年間1300~2000件あると言われています。これだけ多くの方が死亡しているのに、この様な制度がなかったのは、刑事責任追及につながる医療者側の反対があったように言われています。原因究明を願う遺族と、責任を追及しすぎると医療側が委縮しリスクを回避する事により医療の進歩が滞ってしまう現実とのバランスが今後の課題になると考えられます。
リハビリテーション室長 見田忠幸