脊椎圧迫骨折とは、背骨の骨折です。上腕骨頸部骨折(上腕骨近位端骨折)・橈骨遠位端骨折・大腿骨頸部骨折(大腿骨近位端骨折)とともに「高齢者の4大骨折」のうちの一つであり、日常診療の中でもよくみかけられます。
本骨折は、骨粗鬆症により骨が弱くなり、尻もちをついたりして受傷することが多いですが、寝たきりの方で骨が著しく脆弱化している状態では起き上がっただけで骨折することもあります。
脊椎圧迫骨折は、読んで字のごとく、圧迫されることで骨が潰れるように骨折します。また、脊椎の前方が潰れるように骨折するのが特徴です。図のように骨の前方が潰れ、楔型の骨となってしまうため、本骨折を受傷された方は前屈み姿勢となっていまいます。
前屈みの姿勢では、良い姿勢で使う両脚の筋肉とは異なる筋肉を使うようになり、非常に偏った筋活動で歩行することになります。つまり、「使うところと使わないところ」が出てきます。そうすると、歩行時の筋肉による支持がアンバランスとなり、部分的に筋力低下が生じ、徐々に歩きにくくなる、転びやすいといったケースが散見されます。
我々理学療法士は、そのような患者様の筋力低下を見つけ出し、筋力トレーニングを行うことによって歩行時の不安定性改善、転倒予防に努めるようなアプローチをしています。
リハビリテーション科 小野正博
アイルランド・ダブリンで行われたW杯リミテッド(RWCL)の理事会で開催地が承認され、ワールドラグビーが発表した2019年ラグビーW杯日本大会の開催地は北海道札幌市、岩手県釜石市、埼玉県熊谷市、東京都、神奈川県横浜市、静岡県静岡市、愛知県豊田市、大阪府東大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市、熊本県熊本市、大分県大分市でした。
4年後の2019年ラグビーW杯日本大会開催に向けた動きが、着々と進んで行っています。本当に楽しみです!