アルツハイマー病は神経細胞が死滅して脳が委縮し、脳内のゴミとされる「アミロイドベータ(Aβ)」「リン酸化タウ」と言うタンパク質が脳内に蓄積して起きると考えられています。アミロイドベータ(Aβ)は症状が出る10年以上前から脳内にたまり脳外に排出されにくくなり、老人斑、神経原線維変化という病変ができます。
これまでの研究では患者の血中のアミロイドベータ(Aβ)濃度は健常者と差がないことがわかっていましたが、最近の研究ではアミロイドベータ(Aβ)が単独で存在するよりも、血中の主要タンパクであるアミロイドベータ(Aβ)と結びつくケースが多いことがわかって来ました。
患者と健常者のアルブミンアミロイドベータ(Aβ)複合体の濃度を調べた結果、Aβ複合体の血中濃度が低い程、患者の割合が多い事が突き止められました。したがって、早期から血中検査を行いアルツハイマーの診断が容易になって来ました。
リハビリテーション室長 見田忠幸
本日、月ヶ瀬公民会におきまして梅の里学級の講演をさせて頂きました。昨年に続きまして、私は2回目の参加になります。
今回は「あしのしびれと痛み」という内容で講演させて頂きました。この冬一番の寒気の影響で、大変寒い中お集まり頂きまして本当にありがとうございました。皆様が大変熱心に聴いて下さいまして、本当に嬉しく思いました。
しびれも痛みも人によって千差万別で、表現の仕方も異なります。また他人にはその人の症状は決してわからず、その程度を定量的に計る術もないのでなかなか難しい問題ですね。
今日のお話で、皆様の生活で少しでも役立つことがあれば幸いに存じます。
年末年始休診は12月28日(日)から1月4日(日)までとさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力賜りますようによろしくお願い申し上げます。
昨日、にしみねクリニック内覧会があり訪問いたしました。
にしみねクリニックは本日、大阪市天王寺区で開院されます。ペインクリニック内科(痛みの外来)と歯科を融合させた斬新なクリニックです。院長の西峰直子先生がペインクリニック内科を担当され、副院長の西峰正佳先生が歯科を担当されます。にしみねクリニックは1階が歯科で2階がペインクリニック内科の瀟洒なビルで清潔感あふれ、交通の便も大変よく地下鉄谷町線四天王寺夕陽丘駅徒歩1分と至便なロケーションです。
随分以前に私は西峰直子先生と市立松原病院でご一緒に勤務させて頂きました。西峰直子先生は麻酔科を専攻され、当時は外科系の主に全身麻酔を一手に引き受けられておられました。当時から患者さまの術中全身管理のみならず術後の疼痛管理にも造詣が深く、私も患者さまの疼痛管理に困ったときにはよく西峰直子先生にアドバイスを頂いたものでした。その後に西峰直子先生はいくつかの病院で勤務され、ペインクリニックに携わっておられたようです。
大変人口が多く密集した地域ですので、多くの患者さまの救世主となるのではないでしょうか。痛みは本当に辛いものですからね。痛みに困っておられる方は、随分大勢いらっしゃいます。
西峰直子先生、西峰正佳先生にはお体に気をつけられ、ご活躍なされますことを祈念いたしております。