2014 年 9 月 のアーカイブ

「そのもの忘れは年のせい?認知症の基本を学ぼう」

2014年09月18日(木) 院長ブログ

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救急医療週間の講演会で特別講演は「そのもの忘れは年のせい?認知症の基本を学ぼう」で講師は三重大学神経病態内科学、認知症医療学講座教授、認知症疾患医療センター長冨本秀和先生でした。

冨本秀和先生によりますと認知症患者は爆発的に増加しており、要介護の原因としても脳卒中に次ぐ頻度になってきているようです。最近では認知症者の不明者も増加しており、認知症者の運転免許返納の問題、認知症者が不幸にして鉄道事故に関わってしまう問題などが取り上げられています。先日も鉄道事故にてなくなられた認知症者のご家族が、介助者もとてもご高齢で要介護者であったにも関わらず多額の責任賠償を求められたというニュースもありました。誰しも他人事ではなくなってきている問題かと思われます。

認知症と老人の良性のもの忘れの違いとして、老人の良性のもの忘れの場合には日常生活に支障がないこと、自覚があること、一部だけ忘れる、作話や取り繕いがない、ほとんど進行しないなどの特徴があるそうです。

冨本秀和先生はアルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の4大認知症についてケアのポイントなどを紹介されました。このうちアルツハイマー病と脳血管性認知症で認知症の8割を占め、両者の合併も多いようです。しかしながら治癒可能な認知症(脱水、ビタミン欠乏症、肝性脳症、正常圧水頭症など)を見逃さないことが、まずは重要であるようです。

イギリスでは生活習慣を改善することにより認知症が予防できることが証明されたそうです。生活習慣病を治せば、アルツハイマー病は予防できるということだそうです。

救急医療週間の講演会が開催されました。

2014年09月15日(月) 院長ブログ

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9月11日にアドバンスコープADSホールにおきまして、救急医療週間の講演会が開催されました。

今回も大変大勢の方が来場され、熱心に講演を聴いておられました。

講演1は「AED」の操作方法と実演で名張市消防本部、名張消防署と名張市消防団、本団女性部からの発表でした。AEDは自動体外式除細動器のことで、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い必要に応じて電気ショック(除細動)を与え心臓の働きを戻すことを試みる医療機器ですが、動作が自動化されており一般市民でも使用できるように設計されています。傷病者を救命する可能性を向上するには救急車が到着する前に傷病者の近くにいる一般市民(バイスタンダー)がAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが重要で、今回の発表では実演(熱演でした!)がとてもわかりやすく、皆様も使い方を理解しやすかったのではないかと思いました。

リハビリ通信 No.126 THA術後における靴下着脱動作について

2014年09月15日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

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先日、参加した学会でTHA(全人工股関節置換術)術後早期における靴下着脱動作には早期に股関節屈曲95°獲得が重要であると報告がありました。THAは術後早期より理学療法を開始し、4週経過で退院をするのが、現在のリハビリテーションの流れとなっています。

関節機能の獲得はもちろんのこと、歩行能力、ADL(日常生活活動動作)の向上が最終的には一番の目標となります。通常、股関節の可動域は腰椎の代償も含めての角度となり、純粋な股関節だけの可動域角度は80°90°です。THAの術後には、最終目標としては靴下の着脱動作が正常に近い状態で、着脱動作と同等のADLレベルになるように理学療法を実施します。

リハビリテーション室長 見田忠幸

待ち時間のお知らせ (9月8日~9月13日)

2014年09月13日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

9月8日~9月13日

待ち時間のお知らせ (9月1日~9月6日)

2014年09月06日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

9月1日~9月6日