4月1日より服部 司理学療法士が着任いたします。
したがいまして今後の理学療法は、見田忠幸リハビリテーション室長、奥山智啓理学療法士、服部 司理学療法士の3人体制になります。
どうぞよろしくお願い致します。
今回は自動運動の効果についてお話しさせていただきます。前回、関節の動きには自動運動と他動運動があるというお話しをさせていただきましたが、自動運動では筋が収縮するという大きなメリットがあります。
筋収縮の効果としては、発熱作用による血液循環の改善や筋の柔軟性の向上、筋ポンプ作用による筋内の発痛物質の排泄や浮腫の軽減、生理学的な作用による筋緊張の抑制や筋の合成・再生など様々な要素が挙げられます。また、筋によっては関節包の引き込み作用による関節の挟み込みの防止を行い、関節運動をスムースにしています。
一方で、例えば筋挫傷など外傷後の炎症期や修復期は、筋収縮が組織の炎症を助長したり、修復を阻害する可能性があります。そのため、損傷組織の状態に合わせて、筋収縮を適応する時期と程度には注意が必要となります。また、軟部組織の状態に応じて他動運動を行っていくことも重要です。ただし、修復過程に生じる組織間の癒着を防ぐためには、やはり筋収縮による滑走が必要不可欠となります。
つまり、運動器疾患において関節のスムースな動きを維持・改善し、動作として十分に機能させていくためには、組織の状態と時期に合わせて、筋収縮による効果を発揮していくことが重要となります。
リハビリテーション科 奥山智啓
スペインの生んだ世界的芸術家、アントニ・ガウディが北スペインのコミーリャスに1883年から1885年にかけて建設した「エル・カプリチョ」の名で知られるキハーノ邸は東洋美術やイスラム建築の影響が色濃く反映した建物で、アントニ・ガウディの豊かな発想やイマジネーションがあふれています。
アントニ・ガウディの作品ではサグラダ・ファミリアやグエル公園が特に有名ですが、他にも数々の作品が世界遺産に登録されています。
まさに、このエル・カプリチョも世界遺産級ですね。
以前はレストランであったそうですが、今は観光できる施設になっているそうです。施設の管理者は日本人で黒澤武人氏ですが、実は私と同じ天王寺高校ラグビー部出身です。この本も黒澤武人氏から頂きました。
皆様、是非ご覧下さい。
昨日朝に、たまたまNHKテレビを観ていたらビジネス新伝説 ルソンの壺という番組がやっていました。そこでは名張市のオキツモ株式会社という企業が取り上げられていました。ああ名張市の企業の特集なんだ-!、と思い番組を観ていましたら、当社は家電や自動車の製造に欠かせない耐熱塗料のトップシェアを占めるみたいで樹脂に様々な鉱物を混ぜることで15000種類もの耐熱塗料を作っているそうです。また現在ではメーカーの依頼に応じて遠赤外線、消音、抗菌、脱臭などの機能を持った耐熱塗料も製造しているそうです。
かつては道路事情も悪くて地理的に苦労した話とか、電報で依頼を受け取ってから生産したなど、数々の困難を乗り越えた会社の歴史も紹介していました。
それが今ではトップシェアを占めるまでに成長したのは、当社が他にない強みに特化したことだということです。これはまさに時代のニーズに合っているな、と感心しました。この素晴らしい先端技術が今後中国で活かされて、少しでも環境改善に繋がってくれればと願わずにはおれません。
万葉集に「わが背子は何処いくらむ沖津藻(おきつも)の 名張の山を今日か越ゆらむ」とあり、沖津藻は名張の枕詞であり名張のことを沖津藻と呼ぶことも知りました。このことや当企業のことも名張の地元の方には当たり前のことでしょうが、まだ名張に来て間もない私は知りませんでした。名張で働いていてほとんどの時間を名張で過ごしている私にとっても、名張のこの様な優秀な企業の活躍は大変嬉しく思えます。