「涙」と「感動」が幸運を呼ぶ、を読みました。
著者の体験や、数々の心打たれる話を紹介してくれています。
「ありがとう」の反対が「当たり前」っていいですね。
「当たり前」のことが実は「有り難い」ことだと気付くことは大事ですね。
皆様、是非ご覧下さい。
筋肉は運動の際に収縮や弛緩、伸張を伴いながら滑走することで、関節を円滑に動かします。しかし、筋肉の伸びや滑りが低下すると関節の動きに影響を及ぼします。
運動器において、筋肉の伸びや滑りが低下する病態は大きく分けると、①筋肉が緊張して縮んでいる状態(攣縮)、②筋肉自体の長さが短くなっている状態(短縮)、③筋肉が周囲の組織との間でうまく滑っていない状態(癒着)の3つが考えられます。
攣縮は痛みに対する防御反応であり、痛みによって筋肉が防御性に縮んでいる状態です。筋肉が縮むことで血流低下を引き起こし、血液の中に痛みを発生させる物質が溜まってしまいます。そのため、攣縮筋は本来その筋肉が緩む肢位に関節を動かしても緩まらず、その筋肉を押さえると痛いという特徴があります。攣縮が長期間続くと、短縮を合併することがあります。
短縮は不動に伴う変化であり、筋肉自体の長さが短くなっている状態です。短縮筋はその筋肉が緩む肢位に関節を動かすと緩みますが、その筋肉が伸びる肢位に関節を動かすと、ある角度から筋肉の長さが足りずに突っ張ってしまいます。
癒着は損傷した組織の修復過程において生じる現象であり、組織どうしが引っ付いて動きが悪くなっている状態です。筋肉や腱が癒着を起こすと、筋肉の収縮・伸張や腱の滑走によって生じる張力が癒着部位から先には伝わらなくなり、筋肉が働きにくくなります。
治療としては、攣縮に対しては基本的に緊張している筋肉に軽い収縮・弛緩運動や温熱療法などを行うことで、血流状態の改善と筋緊張の緩和を図っていきます。攣縮筋が関節の動きを制限している場合、筋緊張が落ちると即時的に筋肉の痛みや関節の動きが改善することを多く経験します。短縮に対しては個別の筋肉にストレッチングや適切な収縮運動などを行うことで、組織の伸張性を徐々に引き出していきます。短縮筋は組織自体が短くなっているため、一度の運動では元に戻りやすく、継続的な運動が必要となります。癒着に対しては引っ付きを起こしている筋肉に収縮や伸張による張力を加えることで、組織間の滑りを徐々に引き出していきます。
臨床においては、上記の病態が混在していることも多く、理学療法では動きが悪くなっている筋肉がどのような病態になっているかを評価して、それぞれに対して治療を行っていきます。
リハビリテーション科 奥山智啓
「約束の日 安倍晋三試論」を読みました。
安倍政権に替わって、政治に疎い私(院長)なんかは円高が少し軽減されたことと株価が少し上昇したことくらいしか世の中の変化はわかりません。まあ、株も私はいまだかつて買った経験さえもありませんが…。
知らなかったでは済まないことも多い世の中ですが、知ったからどうなる?というシニカルな考えが起こったりもします。
著者はきっと安倍晋三氏のファンなんだと思います。本の内容が正しい見方なのか偏った見方なのかは、政治音痴の私には全くわかりません。
ただ「おなかが痛くて総理の座を放り投げた安倍晋三氏」という今までの私の印象は、変化したように思えました。
安倍派の方も、アンチ安倍派の方もどうぞご一読下さい。
近鉄花園ラグビー場で開催されている全国高等学校ラグビーフットボール大会がいよいよ佳境です。昨日は準々決勝が行われ、グラウンドドクターとしていって参りました。
第2試合では大会3連覇中の福岡代表の東福岡高校が開始早々FWで茨城代表の茗渓学園を圧倒しトライを挙げていました。このあと一方的になるのかと思いきや、徐々に茗渓学園のディフェンスが機能しだしてゲインされなくなりました。そして茗渓学園の連続攻撃が決まるようになり、最後は逆転勝利。体格で優る相手にディフェンスで凌いで速い展開で勝利するという、ジャパン(日本代表チーム)が外国のチームに勝利するような見事な勝利でした。本当にハイレベルな見応えのある試合でした。
第3試合では大阪第1地区代表常翔学園と京都代表の伏見工業がお互いの持ち味と展開力を活かした拮抗した勝負を繰り広げ、スリリングな試合でした。最後は終了間際に常翔学園が逆転のペナルティーゴールを決めて1点差で勝利しました。常翔学園は名簿の集合写真でも部員数の多さが群を抜いています。100名は優に超えるでしょうね。
第4試合では秋田代表の秋田工業と奈良代表の御所実業の試合でした。開始早々秋田工業のFWモール攻撃が決まり、秋田工業が先制しました。その後は御所実業がFWにこだわった攻撃を見せ、逆にFWで3本のトライを挙げて逆転勝利しました。体格に優る秋田工業得意のFWモール攻撃にこだわり逆に取り返したところに御所実業の凄味を感じました。得意な攻撃でやり返された分、秋田工業のダメージは大きかったと思います。前の試合では決して崩れることの無かった秋田工業の鉄壁のモールが、試合中盤からことごとく潰されていました。御所実業のモールディフェンスも素晴らしかったということでしょう。しかしながらセットスクラムは秋田工業が優勢であり、試合結果はどちらに転ぶかわからない状況でした。ただ試合展開は両チームがFWにこだわった分、ダイナミックな展開は少なかったです。お互いにBKの展開力を披露する場面が少なかったようです。
御所実業高校の1年生WTB竹山君は試合途中からプレースキッカーも任されていました。残念にもゴールキック失敗後の彼の落胆ぶりは痛々しいほどでした。それにしてもどれだけの重圧がこの1年生プレーヤーに掛かっているのでしょう。試合に出ているメンバーはほとんどが3年生、試合に出られないメンバーにも上級生が大勢いることでしょう。その中で唯一の1年生。それでなくとも高校1年生から見るとクラブの3年生の先輩なんて、雲の上の存在みたいなものですからね。この壮絶なプレッシャーの経験は一流選手になっていくための貴重な糧になるのでしょうね。今後の竹山君の活躍がますます楽しみになりました。
これだけ熱戦が続くと、どの選手も何かと体を痛めがちです。あと2試合、本大会に出場している選手の皆さんが怪我無く戦い終えるように祈るばかりです。
昨日、橿原神宮に初詣にいって参りました。
昼頃に車で出かけましたが駐車場が満杯で、やむなく向かいの陸上競技場の駐車場に順番を待って駐めました。しかしこちらは公営で無料、なんだか得した気分になりましたが、この混雑ぶりです。来年からは電車で来ようと思いました。
好天にも恵まれて正月には大変な人出ですが、橿原神宮は普段は閑散としており威厳と趣のある場所です。
橿原神宮は我が母校奈良県立医科大学から比較的近いので、各運動部員はオフシーズンのトレーニングに橿原神宮参道や隣の畝傍山を走って登ったりしていました。当時、同級生のサッカー部のM輪君は畝傍山を走って登るのが無茶苦茶速かったように記憶しています。こんなことは今ではやっていないかも知れませんね。
橿原神宮、たまに訪れてみると本当にいいですね!