2~4歳くらいの幼児で、手を引っ張られた後などに手をだらりとして動かさなくなったときには肘内障である可能性があります。
「肩が抜けた。」「手が抜けた。」と親御さんが心配されることも多いですが、実際には肘関節の橈骨頭と言われる部分で輪状靱帯というスジがはずれかけている(亜脱臼)状態が原因です。
徒手整復が成功すると直ちに痛みは消失し手も上げられるようになりますが、骨折など他の怪我ではないという鑑別が必要です。くせになることもあるので、不意に手を引っ張ったりしないように注意する必要があります。
今日は東大阪市の花園ラグビー場へグラウンドドクターをしに行ってきました。
今日は2回戦でシード校も出そろい、大会期間中最も試合数の多い日です。強豪チームには高校生とは思えないほど体格の良い選手も大勢いましたが、どのチームの選手もけれんみのないプレーで熱戦を展開しておりました。
それにしても花園の生駒おろしの風は本当に冷たいです。ずっと見ていると芯から凍えます。
当クリニックでは下記の期間、年末年始休業とさせて頂きますのでご案内いたします。休業期間中は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますように何卒よろしくお願い申し上げます。
年末年始休業期間 2011年12月29日(木)~2012年1月3日(火)
肩甲骨に関する主な靭帯として肩鎖靭帯、鳥口鎖骨靭帯(菱形靭帯・円錐靭帯)、鳥口肩峰靭帯があります。
各々の靭帯は肩甲骨の運動を制動する役割を持っています。その中でも鳥口肩峰靭帯は肩峰・鳥口突起とともにアーチをつくり、肩関節の安定化に関与しています。また、上腕骨の挙上時、腱板が収縮する際、上から抑えることによりレバーアームの役割を果たし、より働きやすく作用しています。
鳥口肩峰靭帯は常に腱板と接触しており、柔軟性の欠如が腱板断裂の一要因になっていると考えられています。
リハビリテーション室長 見田忠幸
薬指や小指、中指などが伸ばしにくくなってきて、手のひらや指のつけねにしこりやこぶが触れる場合にはデュピュイトラン拘縮の可能性があります。
他の指や足の裏にも起こることがあります。高齢の男性や糖尿病の方に起こることが多いです。手のひらの下にある手掌腱膜という膜が分厚くなり縮んでひきつれていくことが原因です。
日常生活に支障を来すようになると、手術治療を行うこともあります。