足の痛みクリニカルプラクティスが出版されました。
整形外科臨床パサージュという医師向けの専門書です。院長が分担執筆で「腓骨筋痙性扁平足」の項目を担当させていただきました。
整形外科臨床パサージュは実際の医療現場を想定し診断と治療法の選択にいたる道(パサージュ)を示す実用書だそうです。
肩甲骨には17の筋が付着(起始・停止)しています。各々の筋が互いに協調しながら肩の運動を行います。筋の協調性が崩れると肩甲骨が下方回旋し、肩こり、疼痛、重だるさ等の症状が出現します。治療は肩関節だけではなく、肩関節周囲筋も含めて実施します。
*肩甲骨に付着する筋17
上腕三頭筋、上腕二頭筋、鳥口腕筋、僧帽筋、三角筋、小胸筋、前鋸筋、大菱形筋、小菱形筋、肩甲挙筋、大円筋、小円筋、肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、広背筋、肩甲舌骨筋
リハビリテーション室長 見田忠幸
親指、人差し指、中指の手のひら側にしびれや痛みが出ると、手根管症候群である可能性があります。明け方に痛みが強くなることが多く、手を振ると少し楽になります。原因は手首の付近で正中神経が靱帯で圧迫されることで起こり、手首の手のひら側をたたくと指先にまでひびきます。症状が進行すると親指の付け根の筋肉がやせてきたりします。治療は固定装具や注射の治療を行い、無効な場合は手術を行います。
先日名賀骨粗鬆症講演会が開催され、藤田保健衛生大学田中郁子先生の「骨粗鬆症の最近の話題」という講演を聴きました。
60歳代の女性は約3分の1が、70歳代の女性は約2分の1が骨粗鬆症に罹患しているといわれています。
骨粗鬆症による骨折を起こすことにより死亡率が上昇するということはもとより、骨折を起こされた方が要介護状態になることにより介護する方の生活まで一変してしまう可能性があり影響が甚大であるという視点は女性ならではで、成る程と感心致しました。
また田中先生の講演はとても理路整然としておりわかりやすい講演でとても勉強になりました。