昨日は父の日でしたね。
母の日に比べると影の薄い日ですが、子供からプレゼントを貰うと嬉しいものです。
6月の第3日曜日がアメリカで公式な国の記念日になったのは1972年らしいですが、1910年には父の日を祝う式典が開催されたそうです。もう100年以上ということですね。
日本では、父の日が一般的な行事となったのは1980年代頃かららしいです。
世界で見ると6月の第3日曜日の国が多いですが、各国によって色々な日が父の日に設定されているようですね。
とても多くの国に、それぞれの父の日があることには少し驚きました。
アンケートによると理想の父親の第1位はタレントのつるの剛士さんだったそうです。
子供さんが4人もいるそうですね。
そして4人目のお子さんの時には育児休暇も取ったそうです。
なかなか真似のできることではないですよね。
先日、映画館に「星守る犬」を観に行きました。
西田敏行と犬が出演していることくらいしか前知識が無く、たまたま観に行ったのですがなかなか感動的な物語でした。
原作は漫画に連載されていたそうです。これも全く知りませんでした。
タイトルの「星守る犬」は「手に入らないものをじっと見続ける犬」から転じて「手に入らないものを求めること」「高望みをしている人」の意味があるそうです。
主人公の祖父役の藤竜也が「人生、殻に閉じこもっているよりも、星守る犬のように高望みしている方が好きだな。」と言っていたのが印象的でした。
物語は犬の話と言うより人間の話で、ほとんどの登場人物が心に傷を負っておりそれぞれの人生と犬との関わりが主軸となっており、人間の勝手さと罪作りなところに犬が翻弄されるようなストーリーでした。
人間が勝手をしながらも犬に癒されているばかりですが、犬も辛い環境であっても人間との関わりで癒しを得たに違いないと信じたい思いがしました。
それにしても犬の一途さには、本当に癒されますね。
そして、すねと心に傷を持つ登場人物にも、それぞれに人間臭さは感じました。
人間と犬の織りなすドラマには、人間と犬のライフサイクルの違いという要素もありますね。
動物霊園のCMで「出会いは偶然、別れは必然」というキャッチコピーがあって、なるほどと感心したことを思い出しました。
この映画を観れば、特に犬を飼っている人は犬をいとおしく思う気持ちが強くなることは間違いなしです。
我が家の犬ともっと一緒に遊んであげないといけないな、と思いました。
皆様、是非一度ご覧になってください。
犬のシーンは可哀想過ぎる場面もありますが…
先日、製薬会社主催の漢方セミナーに出席しました。
講師は栃木県で整形外科を開業されておられる先生で、大変興味ある講演でした。
内容は痛みやしびれに対する漢方治療でした。
整形外科でも痛みやしびれは患者様の訴えで最も多い症状で、とても参考になりました。
漢方では気血水理論というのがあります。これは生命活動の根源的エネルギーである気、血液の血、体液、組織液の水の三つを、生命活動を維持するための三要素と考えて、これらの異常が疾病を生むという考えです。
この理論は西洋医学ばかりを学んできた私にとっては少し理解が難しいところです。
漢方では内的外的要因により、体内で気血水の流れが滞ると痛みが発生すると考えます。それを「通ぜざれば則ち痛む」(不通則痛)と言うそうです。
西洋医学と東洋医学はどちらもとても奥が深くてまだまだ学ばないといけないことばかりですが、それぞれに長所と短所があるように思われます。
西洋医学と東洋医学がお互いに補完しあって、より良い医療が提供できる様になればと思っております。
来院されます患者様に漢方薬をお勧めすることも多いのですが、皆様の反応は肯定的な方と否定的な方と半々くらいでしょうか。
これからもご希望なさいます皆様には、是非お勧めしていきたいと考えております。