2010 年 11 月 のアーカイブ

シートが外れました。

2010年11月28日(日) 新着情報

建設工事が進んでいます。外壁を覆っていた足場とシートが外れました。今後は内装と外構の工事が主体になっていくようです。お陰さまで順調に進行して頂いているようで、丸栄建設の皆さまには大変感謝いたしております。

待合室は比較的スペースをとってあり広々としています。リハビリ室は天井を高くして頂いておりますので開放感があります。建物完成まであと1カ月の予定です。今から完成が楽しみです。看板もできました。

神戸ユニバー記念競技場

2010年11月21日(日) 院長ブログ

昨日は天理大学と摂南大学の試合を見に、神戸ユニバー記念競技場へ行ってきました。この試合では天理大学が快勝し全勝をキープしました。チームの状態も素晴らしいですが、特筆すべきは主力メンバーに大きな怪我人がいないということでしょう。実はこれはドクターサイドの功績では全くありませんで、選手のコンディションを維持しているメディカルトレーナー、トレーニングコーチ、全てを統括している首脳陣、そして何よりしっかりとした自己管理をしている選手自身の努力の賜物でしょう。

再来週には優勝をかけて関西学院大学との試合があります。今からその試合と今後の天理大学ラグビー部の活躍が楽しみです。

こつそしょうしょう(骨粗鬆症)

2010年11月13日(土) 院長ブログ

先日、伊賀地区骨粗鬆症を考える会という整形外科医師の集まりがあり、三重大整形外科の湏藤啓広教授の「骨粗鬆症に関する最近の話題」という講演を聞きました。

骨粗鬆症とは漢字も馴染みがなく難しい字ですが、近年高齢化にしたがって大変増加しています。女性に多いことや骨折を起こしやすいことなどで、皆さんご存知かもしれませんね。現在日本では約1100万人が骨粗鬆症と言われています。ところが実際に治療を受けているのは約2割くらいです。

平成16年の厚生労働省の国民生活基礎調査では寝たきりの原因として脳卒中、老衰に次いで骨粗鬆症をベースとした転倒、骨折が10.8%と第3位です。ところが湏藤啓広教授によりますと骨粗鬆症は寝たきりの原因のみならず心血管障害、肺機能障害、消化管機能障害にも密接に関係しており、骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折の有無や個数が生存率にも影響しているということでした。

皆さん、脊椎(特に背骨の)圧迫骨折の有無を簡単に調べる方法をご存知ですか?壁に背中をつけて立ってみてください。この時にかかととお尻と背中を壁にくっつけてください。そして壁に後頭部がつけられない場合には胸椎圧迫骨折が疑われます。簡単ですので一度やってみてくださいね。

 (図の引用)

著者:Green AD/Colón-Emeric CS/Bastian L/et al.
出典:JAMA/292巻,23号,2890-900頁/発行年:2004年

奈良医大附属病院

2010年11月03日(水) 院長ブログ

先日、第25回奈良県骨・関節研究会に出席しました。今回は2つの特別講演があり、演題は「骨転移の診断と治療」と「整形外科医に必要な頚椎疾患の診方、考え方」でした。骨転移は多くは悪性腫瘍の転移性骨腫瘍であり癌を罹患される方が増加している現状では、今後ますます増加することが考えられます。骨転移に対しては主科(原発病巣の治療科)の治療が主体となりますが、整形外科でできる治療はその主科の治療に左右されるところがとても大きいです。一般の整形外科医が最も頭を悩まされるところかもしれません。頚椎疾患はかなり一般的な疾患で外来にも大変多く来られます。今回の講演では細やかな診察手技が大変勉強になりました。本研究会の会場は奈良医大横の会館でありました。奈良医大は私の母校でありますが、ここ数年で新病棟が続々と完成し一層立派な建物になっています。私の学生時代や大学病院勤務医時代からは本当に様変わりしました。以前の整形病棟は3階建の北病棟の2階にありました。今はA病棟からD病棟まであり、それぞれ高層で圧倒される外観です。写真は一番新しいC病棟を南側から写したところです。