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リハビリ通信 No.322 肘関節について

2020年11月26日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

肘関節は上腕骨、尺骨、橈骨の3つの骨から成り立っています。従って肘関節は3つの関節から構成されているとも言えます。上腕骨と尺骨の腕尺関節、上腕骨と橈骨の腕橈関節、橈骨と尺骨の橈尺関節から構成されています。腕尺関節が主として肘関節と呼ばれ、屈曲、伸展と運動方向が一軸性の関節で、一度、拘縮が起きると改善しにくく難渋する事も多い関節です。

症例としては骨折、骨折の術後、リウマチ、自己免疫疾患などを要因とする拘縮、投球肘障害、外側上顆炎など使いすぎなどが要因となり拘縮になる症例が治療の対象になりますが治療期間も長くなる事も多い様です。

理学療法士は早期より拘縮を予防しつつ、治療を進め、拘縮が進んだ場合、治療対象の軟部組織を評価し改善できる様に理学療法を継続して行きます。

リハビリテーション室長 見田忠幸